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研究資料明細

論文名稱 OPIを用いた台湾人日本語学習者の発話縦断調査 ─文藻外語大学を例として-
研討會開始日期 2017-08-04
研討會結束日期 2017-08-05
所有作者 久保田佐和子
作者順序 第一作者
通訊作者
研討會名稱 2017年第11 回OPI 国際シンポジウム 台湾大会
是否具有對外公開徵稿及審稿制度
研討會舉行之國家 NATTWN-中華民國
研討會舉行之城市 台北
發表年份 2017
所屬計劃案
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[摘要] :
台湾は、日本語学習者が多いことで知られている。国際交流基金の2012年の調査によると、約23万人が日本語を学習している。また、その内の半分弱にあたる約11万人が高等教育機関において日本語を学習しているという。
本調査は、特に日本語教育が盛んな高等教育機関において、ゼロ初級から入学したごく普通の日本語学習者が4年間を通じて、一体どのくらいの発話能力を習得しうるのかを個別に調査することを目的とした基礎調査である。
対象者は、2012年9月に文藻外語大学日本語学科に入学してきた、以前に日本語を他の教育機関で学んだことがない学生6名である。対象者は、全員同じクラスであったため、バックグラウンドがほぼ共通していることがその特徴となる。調査は、学期末にそれぞれにOPIによるインタビューを行い、その都度発話能力を調べ、卒業までの計8回インタビューを行うという形式の縦断調査である。
調査結果として、6名全員の発話レベルが徐々に上昇していく様子が見受けられた。同時に、その発話習得速度に個人差があることも認められた。特に3年目からは、習得レベルに大きな差が出始めた。このことから、たとえ同じ環境で学習していても、その発話習得速度には違いがあることがわかった。台湾においても言語習得におけるいわゆるGood LearnerとPoor Learnerが存在することが判明した。

[英文摘要] :
没有

[參考文獻] :
参考文献
大関浩美(2010)『日本語を教えるための第二言語習得入門』くろしお出版
工藤節子(2001)「OPIで見る台湾の大学生の発話能力分析」『東呉外語學報』第16巻、140-141頁。
久保田佐和子(2012)「OPIと旧日本語能力試験との相関性から見た日本語学習者の発話能力―文藻外語学院の場合―」『東呉外語學報』第6巻196-207頁。
久保田佐和子(2016)「横断的に見た台湾の日本語既習者と未習者の発話習得状況─アーティキュレーションを考慮点として─」『台灣日語教育學報』第27号
小柳かおる(2004)『日本語教師のための新しい言語習得概論』 スリーエーネットワーク
坂本 正・長友 和彦・ 畑佐由紀子・小柳かおる・森山新(2008)『多様化する言語習得環境とこれからの日本語教育』
佐々木 嘉則・白井 恭弘『第二言語習得再入門』凡人社
鎌田修・ 嶋田和子・迫田久美子『プロフィシェンシーを育てる~真の日本語能力をめざして~』凡人社
白畑智彦・若林茂則・村野井仁(2010)『詳説 第二言語習得研究』研究社
林さと子・ 小西正恵・ 関麻由美・池上摩希子・島崎美登里他(2006) 『第二言語学習と個別性』春風社
牧野成一監修(1999)『ACTFL-OPI試験官養成マニュアル(1999年改訂版)』アルク
牧野成一・鎌田修・山内博之・齊藤眞理子・荻原稚佳子・伊藤とく美・池崎美代子・中島和子(2001)『ACTFL-OPI入門』アルク