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研究資料明細

論文名稱 「つぶやき」が浮き彫りにする現代の孤独―王聡威『ここにいる』を中心にー
發表日期 2019-07-06
論文收錄分類 其他
所有作者 魚住悦子、倉本知明、中澤信幸、岩城裕之
作者順序 第一作者
通訊作者
刊物名稱 天理台湾学会
發表卷數 第28号
是否具有審稿制度
發表期數 28
期刊或學報出版地國別/地區 NATJPN-日本
發表年份 2019
發表月份 7
發表形式 紙本
所屬計劃案
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[摘要] :
デビュー当初から常にその作風を変化させてきた王聡威は、「六年級」と呼ばれる同世代の作家たちのなかでも独特の地位を築いてきた。ポストモダンを基調としたデビュー当初の作風から新郷土文学への傾倒、そして都市生活における孤独を描いた作品など、その作風はまさに不断の変化を基調としてきた。本論では、新聞の三面記事から創作された作品、とりわけ「大阪市母子餓死事件」をモチーフとして描いた長篇小説『ここにいる(原題:生之静物)』を分析対象とすることで、王聡威が現代社会における孤独をいかに捉え、また描き出したのかを考察する。Twitterを使って執筆されたテクストは複数の登場人物たちの「つぶやき」によって構成され、読者は「藪の中」に迷い込んだように個々の抱える孤独に直面することになるが、本論はそうした「つぶやき」の背景に、台湾の民主化運動とそれによって設立した社区の存在に着目することによって前述した問題を明らかにする。